NPO​法人非正規労働相談センターひろしまが設立されてから8年が経ちました。9年目の活動に向けて会員の継続と新規会員の参加を呼びかけます。　　　　　　　　　

　非正規雇用労働者が２０００万人を超え、全労働者の４０％以上を占めるようになっています。しかも、そのうちの１０００万人以上が年収２００万円以下の、いわゆるワーキングプアと呼ばれる低賃金労働者です。
　大企業経営者が莫大な利潤を上げる中で、中小企業で働く多くの非正規雇用労働者は、不安定な雇用状況に置かれ、不合理な理由で、解雇、雇い止めされ、職場に留まった労働者もシフトや残業代の削減など厳しい現実に置かれています。
　正社員と非正規社員の間の不合理な待遇差を禁止したパートタイム・有期雇用労働法が２０２１年４月から中小企業でも施行となりました。こうしたなかで、非正規雇用労働者の格差是正のための取り組みがますます重要になっています。
　私たちは、劣悪な労働条件下で働く非正規雇用労働者の相談を受け、改善していくことができ、非正規雇用労働者の拠り所となる機関としてＮＰＯ法人非正規労働相談センターひろしまをさらに発展させていきたいと考えています。
　みなさまには、設立の趣旨をご理解いただき、ぜひ、引き続きご支援、ご協力をお願いいたします。

 ＮＰＯ法人　非正規労働相談センター　理事長　土屋信三
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